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indeedの求人掲載って料金、いくらかかるの?詳しく解説

Indeed

Indeedは、世界最大級の求人情報検索エンジンで、今日では日本でも重要な採用ツールとなっています。

この記事では、Indeedの費用発生のシステム、有料掲載と無料掲載の違い、そして効果的な利用方法について明確に説明します。Indeedでの有料掲載を検討している方や、Indeedの料金システムについて詳しく知りたい方は、是非ともこの記事を読んでみてください。

1. indeedとは簡単に

Indeed(インディード)は、世界最大級の求人情報検索サイトとして知られています。多くの企業が採用活動に利用しており、その情報はクローリングによって各求人サイトや企業のホームページから収集されます。この結果、求職者はIndeedのサイト内で多くの情報を一括して検索できます。

求職者にとって、各サイトを一つ一つ訪れる手間が省けるため非常に便利です。そのため、利用者数は多く、月間サイト訪問者数は4000万人以上にも上ります。また、Indeedは多くの求人情報を提供しており、「キーワード(職種、条件など)」と「勤務地」によるシンプルな検索機能が求職者から好評を得ています。

企業側から見ても、Indeedは自社の求人情報を多くのユーザーに効果的に伝える媒体となっています。現在では、17万社以上がIndeedを利用して求人情報を発信しています。

詳細な情報はこの記事で詳しく解説しています。

2. indeed、料金の仕組み

「Indeedは無料のはず、えっ料金かかるの??、だってCMで…」と思われる方がいるかもしれません。

Indeedでは、無料で求人を掲載する方法と、スポンサー求人を活用して有料で掲載するという2つの方法が存在します。それぞれの方法の構造と特性をここで説明します。

特に2023年4月から大きく変わったことがあります。今までクリック単価の上限を設定できていたのですができなくなりました。

え!よく、わからない??これについてはまだ、詳しく記事にされているところがありませんので、少し詳しくご説明させていただきます。

(1) 2023年4月までは

スポンサー表示の仕組みは非常にシンプルで、クリックされた数とその単価を掛けることで料金が計算されます。2023年4月まではこのクリック単価の上限は、いつでも設定や変更が可能で、また一日にかける利用限度額も設定できました。

また、Indeedには「自動モード」のような選択もあり、これはIndeedのAIが最適なクリック単価を計算し、月間予算を効率良く利用するための機能です。

しかし、Indeedの自動機能よりも、時間や曜日を考慮に入れて詳細にクリック単価の上限を設定・変更することで、予算に対するパフォーマンスを最大化できました。

例えば、平日の7時から9時、12時から14時(求職者の通勤時間や休憩時間)、19時から24時までの時間帯に、RPAなどを用いてクリック単価を自動的に高く設定するプログラムを作成することができます。

このような戦略を用いることで、2023年4月まではIndeed内の競争に立ち向かい、優位に立つことが可能となっていました。

(2) 2023年4月からは

2023年4月から、「自動モード」がアップデートされ、必要となる設定は月額予算または期間指定(ワンタイム)予算だけとなりました。

これらの予算設定は全体的なものではなく、「キャンペーン」ごとに行います。

詳しくは、エリア、職種、求人それぞれに分類を行い、これらを「キャンペーン」と称します。

例を挙げると、介護の求人500件がIndeedに掲載されているとします。それらを緊急に募集が必要な「Aグループ」、人員が足りない「Bグループ」、良い候補者がいれば採用したい「Cグループ」に分けます。それぞれのグループに対して、全体で100万の予算を割り振り、Aグループに60万、Bグループに30万、Cグループに10万を設定することができます。

このように、グループごとに月額予算または期間指定(ワンタイム)の設定を行います。

3. indeedクリック単価

Indeedのクリック単価については具体的な仕組みが明らかにされておらず、Indeedのコンサルタントからも詳細が提供されていない状況です。2023年4月から導入された月額予算または期間指定(ワンタイム)予算の設定システムも、月によっては前半で予算が大部分使われてしまったり、月末になっても予算消化が計画通りに進まないなど、状況は変動します。

しかし、一つ確かなことは、予算調整はクリック数の変動よりもむしろクリック単価の調節により行われる傾向にあるということです。

この点から、多くの応募や登録を得たい場合、まずは求人の数を増やし、新規の求人を追加することが重要であると考えられます。

求人数や更新を行わずに予算だけを増やすと、応募数が増えず、広告費だけが増加する傾向が見られます。

4. 料金の支払方法

請求には2つのタイミングが設定されています。まず、有料枠でのクリックにより利用金額が4万円に到達した際に、登録されているカードに自動的に請求が行われます。

もし利用金額が4万円未満の場合、その金額は月末または月初めに請求されます。つまり、どのような場合でも月末や月初めには利用残金に関する請求が確実に行われることになります。

Indeedの利用料金は、基本的にクレジットカードでの支払いが前提となっています。そのため、使用前にクレジットカードの情報を設定しておく必要があります。

5. indeedの料金(費用)の目安

Indeedの広告料金は、有料クリックに基づいています。しかし、どれくらいの広告費を設定すれば良いのかは、多くの企業で悩みの種となっています。

予算を決定するための基盤がなければ、具体的な金額を設定するのは難しいでしょう。

予算の決定には、募集している職種が大きく影響します。求職者と求人の需要と供給のバランスが、費用を左右する要因となります。

例えば、常に人手が不足している職種、例えば介護、保育、医療、ドライバー、営業などは、応募を得るための広告費が高くなる傾向があります。しかも、応募が必ずしも採用に結びつくわけではありません。

特に難しい職種では、Indeedの応募単価(CPA)は25,000円から45,000円の範囲となっています。さらに、求人の条件も費用に影響します。

条件が良ければ、応募単価は低くなる可能性がありますが、月給や時給が市場価格より低い、残業の取り決めが不明確、勤務地が不便などの条件が悪い場合、応募単価は上昇します。

また、Indeedでの広告効果を最大化するためには、求人の数も考慮する必要があります。一つの求人だけを掲載し続けるのは効果的ではありません。

求人数が少ない中で予算を増やしても、クリック単価が高くなるだけで、良い結果は期待できません。

結論として、職種、求人条件、募集会社の種類(派遣、紹介、広告メディア、直接採用など)、そして求人数を考慮して、適切な予算を設定することが最も効果的です。

6. 代理店に任せて運用してもらう

Indeedを利用する方法は、直接サイトを使用する方法と、正規代理店を介しての方法があります。正規代理店は多くのクライアントの運用を手掛けているため、Indeedの運用に関する豊富な情報を持っています。

例えばIndeedの利用料金が月額30万円の場合、高額に思えるかもしれませんが、実際には1000万円以上の利用をされている企業などもあり50万(月額)以下の利用など、少額の利用の場合、Indeedからの対応は期待できないかもしれません。

代理店を利用する際は、Indeedの料金に加えて、10%から20%程度の手数料が発生しますが、Indeedの運用に慣れていない場合、この手数料は運用効果の向上として考えると、十分に価値があると言えます。

特に、求人サイトを自社で運営し、Indeedへの掲載にクローリング技術を活用する場合、専門会社のサポートを受けるとより良い結果が期待できます。

求人サイトの制作も手掛けており、Indeedだけでなくスタンバイや求人ボックスなどの代理店業務も請け負っている会社を選べば、包括的なサービス提案が受けられるでしょう。

さらに、医療、介護、保育、エンジニア、製造などの特定の業界に特化した代理店(パートナー)を選ぶことで、より安心してサービスを委託することができるでしょう。

また、代理店を通すことでカード払いから代理店に請求書払いも可能になります

7. 少額でindeedの効果を出すには

少額の予算でIndeedに求人を掲載する場合、直接投稿を推奨します。クローリングを利用する方法(例えば、自社の求人サイトやATSに組み込まれているサービスを通じての投稿)では、Indeed内での表示順位が低くなり、無料クリックによる応募が期待できません。

そのため、少額の予算では効果的な成果を得るのが難しいでしょう。

直接Indeed内で求人を作成する「直接投稿」を選択することで、無料クリックを含む応募を増やすことが可能になります。

また、できるだけ多くの求人を掲載することをおすすめします。ただし、求人内容の作成には十分な注意が必要です。

特にタイトルは、仕事の内容が明確に伝わるものを選びましょう。誤解を招くような、あいまいなタイトルは避けること。

また、予算が少額の場合、不適切なタイトルはクリックを浪費させ、予算がすぐに使い果たされてしまう恐れがあります。

8. indeed直接投稿は未来投資効果なし

しかし、Indeedでの直接投稿を選ぶと、広告費はIndeedのプラットフォーム内で完全に消費されてしまいます。

一方で、求人サイトのクローリングを利用する場合には、”未来投資効果”があります。具体的には、Indeedからのクリックでサイトに流入した訪問者がお気に入りに追加したり、求人サイト自体へのアクセスが増えることで、Googleの評価が向上します。その結果、Google、Googleしごと検索、Yahooなどからの無料応募が増加する可能性があります。

Indeedは世界で最も広く利用されているアグリゲーション型の求人サイトですが、結局のところ、リクルートグループの一部でしかありません。

Indeedの条件に合わなくなると、応募が全く来ない可能性も考慮する必要があります。一つの企業に過度に依存するマーケティング戦略は、経営上もリスクが高いです。この点を理解し、広告活動においてバランスを考慮することが重要です。

9. indeed料金、月額どのくらいかかるの?(具体的に)

Indeedの月額費用は、利用する企業やその目的によって異なります。大きく分けて、自社採用のための利用と人材ビジネスのための利用があります。人材ビジネスとしての利用は、有料職業紹介、派遣事業、求人広告事業などに該当します。

(1) 自社採用の場合

自社採用を目的とする場合、初めてのステップとしては約12万円の予算で始めてみると良いでしょう。この予算設定は、1人あたりの採用単価を10万円と見積もり、そこからクリック単価、応募率、そして最終的な採用数を逆算する考え方に基づいています。

この予算設定を行った上で、採用の難易度を考慮する要素として、地域、職種、収入レベル、休日、そして企業イメージなどを総合的に評価します。これらの要素に基づいて、募集内容や予算、企業イメージを適宜修正し、質の高い人材を多数採用できるように努力しましょう。

(2) 人材ビジネスの場合

人材ビジネスでのIndeed利用においても、月額12万円の予算を初めてのステップと考えることが一般的です。この費用は、募集する職種と企業規模によって変動します。

例えば、事務系の職種であれば、応募単価を5,000円から8,000円程度に設定し、最初は約18名の登録を目指すと良いでしょう。その後、登録(応募)から採用(決定)までの流れを考慮し、企業のリソースに合わせて予算を調整していくのが推奨されます。

医療・介護・保育・エンジニア・営業などの難易度が高い職種は倍の20万程度から考える事をおすすめします。

人材ビジネスにおいても、応募率は「地域、職種、収入レベル、休日」などによって変わります。また、特に人材ビジネスで重要なのは求人数です。

多くの求人を掲載できれば、Indeedのクリック単価を抑制することが可能です。しかし、求人数が少ない場合は、クリック単価や応募単価が高くなり、結果的に採用率が低くなる可能性があります。そのため、クリック単価を抑制する工夫が必要です。

10. まとめ

Indeedの掲載料金について総括すると、自社で完全にコントロール可能です。月額1万円でも100万円でも設定でき、2023年4月からは完全予算制になっているため、更に管理しやすくなっています。ただし、月額1万円の予算で大きな成果を期待するのは非効率的です。ただ、自社の求人サイトとIndeedを連携する目的であれば、月額1万円の予算も一考の価値があります。

最低でも月額12万円程度の予算を設定しないと、現在の人手不足の状況ではIndeedでの採用は厳しいと考えられます。費用をできるだけ抑えつつ効果的な採用を行いたい場合、代理店に依頼するのが一番早い解決策かもしれません。医療、介護、保育から製造、派遣、エンジニアまで、専門性を持つIndeed代理店が多数存在するため、適切な代理店を選ぶことで予算を効率よく活用できるでしょう。

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